「淵に立つ」感想
深田晃司監督の「淵に立つ」
観ました!
とにかくすごい映画なのですが、
めちゃくちゃ胸が苦しい😭
私はどうしても希望を見出したくなってしまうので、最後は全員生きていて、父親は刑務所に入って罪を償って、たかしくんも一緒に、もう一度家族やり直す未来があって欲しいと思いました。
ゆっくりとした時間の流れで、淡々と進む中で、いきなり激しく感情を揺さぶられるシーンが所々に散りばめられて、最後まで目が離せませんでした。
歪な関係がラストに向けて徐々に理由が明確になるのは、納得感もあるのですが、胸がどんどん苦しくなりました💦
浅野忠信さん演じるヤサカが、ちっちぇえ男だなぁと初めて気性の荒い本性を出した凄みが、ものすごく怖くかったです。
白い作業着の下に赤いTシャツ
障害者のほたると、夢の中の正常なほたる
寡黙な父親がお前ヤサカと出来てただろと流暢に喋りだすシーン
静と動、白と赤、対照的な描写がより胸に突き刺さって来ました。
8年の経過が、筒井真理子さん演じるアキエの手洗いが止まらない強迫性障害で描写されているのも、そう表現するのか!と心動かされました。
あと、ほたる役の子の障害者の演技が演技とは思えませんでした。
全体を通して激しい動きは、奥さんを襲うシーンと最後の飛び込みくらいなのに、めちゃくちゃ振り回された感が残りました。
ちょっとしんどかったので、次は明るい映画を見ようかな。
でもとにかくすごかったです。
今日もありがとうございましたー!
ミルミル